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夕張の石炭博物館で歴史を学ぼう!見どころやアクセスを紹介!

夕張の石炭博物館で歴史を学ぼう!見どころやアクセスを紹介!

2020.06.20

Trima北海道編集部

夕張の歴史や石炭のなりたちを学べる「石炭博物館」。実際に使われた坑道の炭層を見られる日本で唯一の坑道もあります。炭鉱が栄えていた時代から財政破綻までの道のりも分かりやすく知ることができる、貴重な博物館です。ほかにも夕張のおすすめ観光スポットを紹介しています。

目次

  1. 平成30年に全面リニューアルした夕張市石炭博物館!
  2. 夕張はかつて炭鉱の町だった
  3. かつて炭鉱の町として栄えていた
  4. 徐々に石炭の需要がなくなる
  5. 2006年に夕張市が財政破綻
  6. 炭鉱の歴史を知れる石炭博物館とは
  7. 1980年にオープン
  8. 石炭について知ることができる
  9. 石炭博物館の見どころ
  10. 炭鉱の仕事を学べる展示
  11. 地下展示室
  12. 模擬坑道
  13. 石炭博物館へのアクセス方法
  14. 夕張の歴史が感じられる観光スポット
  15. 滝の上発電所
  16. 旧北炭清水沢火力発電所
  17. 三菱大夕張鉄道保存車両
  18. 幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば
  19. 石炭博物館で炭鉱の歴史を学ぼう

平成30年に全面リニューアルした夕張市石炭博物館!

石炭の町として明治期の北海道を支えてきた夕張(ゆうばり)。その歴史を学べるスポットである「夕張市石炭博物館」は、平成30年に全面リニューアルをしました。

展示室の床には夕張の空中写真が写っていて、当時の世界に引き込まれるような写真や暮らしの道具が展示されています。さらに地下展示室には、炭鉱で働く人の模型や使用していた道具が見られ、当時のリアルな雰囲気を体験ができます。

ぜひ夕張市石炭博物館で炭鉱の歴史に触れて、思い出を作りましょう。

夕張はかつて炭鉱の町だった

夕張の炭鉱の歴史は明治までさかのぼります。1888年に坂市太郎という人物が、石炭が大きく露頭している場所を発見しました。そこから夕張の炭鉱は栄えていき、一時は24もの鉱山がありました。

人口も12万人に近づき、夜の夕張は「100万トンの夜景」と呼ばれるほど明かりが多かったと言われています。しかし、エネルギーの大転換により、少しずつ石炭の需要は減っていきました。

炭鉱の町だった夕張ですが、現在は観光都市としての歩みを進めています。

かつて炭鉱の町として栄えていた

1874年に、アメリカの鉱山地質学者であるベンジャミン・スミス・ライマンの探検隊が夕張を訪れます。夕張の地質を見たライマンは、ここに鉱山があるだろうと確信し、調査を進めていくべきだという言葉を残していきました。

その後、1888年に士幌加別川(しほろかべつがわ)の上流で石炭の大露頭が発見されます。それからは炭鉱の街として栄えていき、博物館周辺は炭鉱住宅がひしめきあっていました。

人口も12万人に達するほどに増え、活気のある地域でした。

徐々に石炭の需要がなくなる

1960年代に入ると、石炭の採掘にかかるコストの高さや石油の値下がりなどの理由により、エネルギー政策の転換が起きました。こうして石炭の需要はなくなっていき、採掘は少しずつ減っていきます。

夕張も24の鉱山が全て閉山することになりました。最後に閉山したのは1990年のこと。12万人に届きそうだった人口も急激に減っていきました。現在は9千人弱の人口となっています。

石炭から石油へとエネルギーの転換が起こり、多くの人の生活が一変しました。

2006年に夕張市が財政破綻

夕張市は2006年に財政破綻をします。財政破綻とは、国や地方自治体の資金繰りが行き詰まるということを指します。夕張市は632億円という巨額の負債を抱えて、財政破綻をしました。

その額は、類を見ないほど非常に大きいものでした。日本で唯一の財政再生団体として、赤字解消に向けて舵を切っています。現在も課題解決に向けて、さまざまな取り組みを行っています。

さまざまな問題がある中、多くの課題は日本の今後課題と重なる部分が多いです。これから参考にしていくべき都市となる可能性があります。

炭鉱の歴史を知れる石炭博物館とは

石炭博物館は、夕張の石炭産業について学べるスポットで、夕張の炭鉱の生活や技術、歴史の資料や展示が見られます。もともとは夕張市郷土資料館という名前でした。

2階のフロアは夕張の炭鉱の歴史が分かるパネルや展示品が並べられ、床には夕張の空中写真が広がっています。地下展示室には、炭鉱で働く人々や鉱山の器具が展示されていて迫力があります。

地下の模擬坑道は、実際に明治時代に使われていた本物の坑道です。2019年に火災が発生したため見学できない期間が続いていますが、再開に向けて消火のために使われた水を抜く作業が続いています。

博物館の周辺には7mの大きな石炭の露頭や、レンガの抗口があります。館内だけでなく、周辺にも見どころがあります。

1980年にオープン

1980年にオープンした石炭博物館は、「石炭の歴史村」というテーマパークの中心施設として建てられました。当時はアドベンチャーファミリーという遊園地や、ロボット博物館といった施設があり、夕張の観光地化が進んでいました。

財政破綻に取り2006年に休館となりましたが、2007年に再開。その後も何度か休館を繰り返し、2016年に大幅な改修が行われました。そして2018年に現在の形となって開館され、夕張の街の歴史も学べる場所になりました。

石炭について知ることができる

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炭鉱と夕張の歴史だけではなく、石炭について学べるのも石炭博物館の魅力の一つです。石炭がどのように作られるのか、人々がどのように利用してきたのかを知ることができます。

また、実際に採炭に使われていた機械や器具も展示されていて、じっくりと観察することも可能です。本物に触れることで、過去の歴史をリアルに感じることができるでしょう。

一階のロビーには石炭ストーブが設置されています。春と秋には石炭の香りを感じられるかもしれません。

石炭博物館の見どころ

石炭博物館はオープンしてから、夕張の歴史とともに歩んできました。財政的な問題から、何度か閉館に追い込まれましたが、炭鉱の歴史を保存し、残そうという人々の力によって今日まで続いてきました。

模擬坑道を筆頭に、非常に珍しい機械や炭鉱の歴史が見られる貴重な博物館です。実際に使われていた道具や機械を見ることで、より歴史を身近に感じられるかもしれません。

夕張に行く際は、ぜひ石炭博物館に行って歴史を感じてみましょう。

炭鉱の仕事を学べる展示

展示は博物館本館の2階と地下展示室を中心に設けられています。導入部分には夕張の財政破綻についての展示があり、注意を引きつけます。石炭の歴史と人口の推移がグラフになって表示されていて、変化を明確に知ることができる展示です。

また、炭鉱で生きる人々の暮らしに使われていた道具の展示もあります。炭鉱の仕事や暮らしについて包括的に学ぶことができる展示です。映像やパネル、実物の展示によって夕張の歴史に触れることができます。

地下展示室

地下展示室は、炭鉱の中に入ったような感覚になる空間が広がっています。炭鉱で働く人々のマネキンや機械の展示があり、迫力が感じられる場所です。炭鉱の技術の移り変わりや作業の様子を知ることができます。

働く人々を模したマネキンは、細部にまでこだわっているのがポイント。ゴーグルや軍手などの服装も当時の姿を再現しており、表情やポーズからもリアルな雰囲気を感じることができます。

石炭博物館に行ったら、ぜひ地下展示室に行ってみましょう。

模擬坑道

模擬坑道は、明治時代に使われていた本物の坑道を再利用したもの。「史跡夕張鉱」と呼ばれていて、何度も皇族が訪れている場所です。登録有形文化財にもなっています。

実物の炭層や坑道の設備を見られる坑道は日本で唯一のもので、非常に貴重なスポットです。2019年の4月に石炭層から火災が発生し、現在は見学ができない状態になっています。

水を注入して鎮火され、博物館や人に影響はありませんでした。再開に向け、排水作業が現在も続いています。

石炭博物館へのアクセス方法

石炭博物館へのアクセス方法を紹介します。札幌都心からは66kmあり、所要時間はおよそ1時間40分です。道道38号線から夕張神社前のT字路を看板に従って入ると到着します。また、バスで行く場合は「夕張石炭博物館」という停留所で降りるとすぐです。

ちなみに12月から3、4月までの間はオフシーズンとなっています。岩見沢方面から向かう場合は、冬季通行止めになる道もあるので、リサーチしてから向かうことをおすすめします。

夕張の歴史が感じられる観光スポット

石炭博物館のほかにも、夕張にはたくさんの観光スポットがあります。「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」は、名作映画である「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地で、映画の感動が味わえる素敵な場所です。

赤いレンガの建物が特徴の「滝の上発電所」は、洋風建築と自然との調和を見ることができます。石炭産業を支えた列車を見学できる「三菱大夕張鉄道保存車両」では、レトロな風景を味わえます。

夕張にはさまざまな歴史を感じられるスポットがあります。ぜひ、気になる場所をチェックしてみましょう。

滝の上発電所

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赤いレンガ造りの外観が特徴の滝の上発電所。1925年に建てられた発電施設で、水力発電を行いながら石炭産業を支えていました。現在は、赤いレンガの発電所の隣に新しい白色の発電所家屋が建てられ、こちらで発電をしています。

大正時代に建てられたレンガの建物は、当時の洋風建築の趣が感じられます。周辺には木々が生い茂っており、季節によって異なった景色を見ることができるスポットです。春は桜との調和、秋には紅葉とレンガが美しい色彩を生み出します。

旧北炭清水沢火力発電所

1926年に北炭の自家発電施設として建てられた施設です。規模も大きく、一時は74500キロワットの発電を行っていました。炭鉱の需要が減っていくのに伴って、1992年に閉鎖となりました。

現在は、建物の4分の3が解体されてしまっていますが、一部は見学が可能です。内部見学は予約が必須で、ガイドに現地を案内してもらう形になります。

建物の中に入ると、当時のままの発電設備や道具を見ることができます。ぜひ、当時の雰囲気を味わってみましょう。

三菱大夕張鉄道保存車両

1987年まで「三菱石炭鉱業大夕張鉄道線」という路線で使われていた車両を見学できるスポットがあります。南大夕張駅の跡地に置かれていて、客車、ラッセル車、石炭車などを見ることができます。

石炭の輸送や人々の移動にたくさん利用され、石炭産業を支えてきました。レトロな雰囲気が感じられる列車を見ると、癒される方も多いのではないでしょうか。

木の質感を感じられたり、昭和までのデザインを見られる貴重な場所です。ぜひ見学してみましょう。

幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば

1977年に公開され、多くの映画賞を受賞した「幸福の黄色いハンカチ」。夕張は最後の名シーンの撮影地として知られています。撮影に使われた炭鉱住宅が「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」として残されていて、今も人気の観光スポットです。

ひろばの中には、来場者が書いた黄色いメッセージカードがぎっしり貼られています。あたたかな空気に包まれる空間は、映画を見たことがない人でも楽しめます。幸福について思いをめぐらせることのできる、素敵な空間です。

石炭博物館で炭鉱の歴史を学ぼう

夕張の石炭博物館は石炭のなりたちから炭鉱の歴史、そして夕張の財政破綻までの道のりなど、さまざまな視点から多くのことを学ぶことができます。2018年にリニューアルオープンし、未来に向かって大切な歴史を保存している場所です。

実際に使われた機械や道具があるので、子どもから大人まで楽しめる博物館になっています。博物館の周辺にも歴史的な建物や観光スポットがあり、見どころがいっぱいです。興味のある方は、ぜひ一度石炭博物館に行ってみましょう。

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